H. ECMAScript バージョン 2 に向けて最初に提案された新機能リスト
1997 年 10 月に行われた TC39 技術的ワーキンググループの会合で、ECMAScript 仕様の「バージョン 2」で追加される可能性がある新機能候補のリストがまとめられた。この 10 月の会合の議事録は見つかっていない。このリストを更新したものとして 1998 年 2 月 19 日の会合の報告書 [TC39 1998c] に次のリストが記されている。
バージョン 2 に向けて合意された事項
- caller (V1 で切られていた)
- do while
- ラベルへの break
- ラベルへの continue
- switch
- regexp
- === 演算子 (厳密な等価性)
- 条件付きコンパイル
- リテラル記法
- 関数クロージャ (式/入れ子)
- __parent__ と __photo__ママ を露出させる
- 引数オブジェクト
- 例外処理
- toSource (オブジェクトを永続化する手段が望まれている)
- Function.prototype.apply
- instanceof
V2 に向けて検討されている他の事項
- バイナリオブジェクト
- Date (Borland が 1997 年に提示した通りのもの)
- 文字列と配列に対する一般的な区間演算
- スレッディングの問題
- undefined リテラル (予約語ではない)
parse {int, float} step point result1
- toString の拡張
- 日時から文字列への変換
- toBoolean (オブジェクト)
- proto.property を隠蔽する
- メタオブジェクトプロトコル (MOP)
- パッケージの概念
-
訳注: 何を意味しているのか分からなかった。1998 年 11 月のワーキンググループ会合 [TC39 1998f] でも「どういう意味だ?」として検討から外されている。 ↩︎