C 標準ライブラリ

Base.Libc.malloc ── 関数

malloc(size::Integer) -> Ptr{Cvoid}

C 標準ライブラリの malloc を呼び出します。

Base.Libc.calloc ── 関数

calloc(num::Integer, size::Integer) -> Ptr{Cvoid}

C 標準ライブラリの calloc を呼び出します。

Base.Libc.realloc ── 関数

realloc(addr::Ptr, size::Integer) -> Ptr{Cvoid}

C 標準ライブラリの realloc を呼び出します。

この関数は malloc で最初に取得したメモリに対してのみ使うようにしてください。詳しくは free のドキュメントにある警告を参照してください。

Base.Libc.free ── 関数

free(addr::Ptr)

C 標準ライブラリの free を呼び出します。この関数は malloc で取得したメモリを指すポインタにのみ利用し、他の C ライブラリから取得したポインタに対しては使わないでください。C ライブラリから得た Ptr オブジェクトは、そのライブラリで定義された解放関数で解放されるべきです。システムに複数の libc ライブラリが存在してアサートが失敗する可能性を避けるためです。

Base.Libc.errno ── 関数

errno([code])

C 標準ライブラリ errno の値を取得します。引数が指定されると、errno がその値に設定されます。

errno の値はそれを設定する C ライブラリルーチンに対する ccall の直後にだけ有効です。特に REPL から errno を呼び出しても、前回の入力に対する errno は得られません。プロンプトの間で多くのコードが実行されるためです。

Base.Libc.strerror ── 関数

strerror(n=errno())

システムコールのエラー番号を説明文に変換します。

Base.Libc.GetLastError ── 関数

GetLastError()

Win32 の GetLastError 関数を呼びます。Windows でのみ利用できます。

Base.Libc.FormatMessage ── 関数

FormatMessage(n=GetLastError())

Win32 システムコールのシステムコールエラーコードを説明文に変換します。Windows でのみ利用できます。

Base.Libc.time ── メソッド

time(t::TmStruct)

TmStruct をエポックからの経過秒数に変換します。

Base.Libc.strftime ── 関数

strftime([format], time)

エポックからの経過秒数あるいは TmStruct を受け取って、指定されたフォーマットを持つ文字列を返します。サポートされるフォーマットは標準 C ライブラリと同様です。

Base.Libc.strptime ── 関数

strptime([format], timestr)

時間を表すフォーマット文字列をパースして、秒・分・日時などを表す TmStruct を作成します。一部のプラットフォームはタイムゾーンを正しくパースできません。この関数の返り値を time に渡してエポックからの経過秒数に変換するときは、isdst フィールドを手動で設定するべきです。isdst フィールドを -1 にすると、C ライブラリは現在のシステム設定を使ってタイムゾーンを取得します。

Base.Libc.TmStruct ── 型

TmStruct([seconds])

エポックからの経過秒数を分解したフォーマットに変換します。この型は sec, min, hour, mday, month, year, wday, yday, isdst というフィールドを持ちます。

Base.Libc.flush_cstdio ── 関数

flush_cstdio()

C のストリーム stdoutstderr をフラッシュします (外部の C コードが書き込んだ分もフラッシュされます)。

Base.Libc.systemsleep ── 関数

systemsleep(s::Real)

実行を s 秒間停止します。この関数は Julia のスケジューラに yield しないので、この関数を実行した Julia スレッドが指定した時間だけブロックされます。

sleep も参照してください。

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