Base64

Base64.Base64 ── モジュール

Base64

base64 でエンコードされた文字列の IO に関する機能を提供します。

Base64.Base64EncodePipe ── 型

Base64EncodePipe(ostream)

新しい書き込み専用 IO ストリームを返します。このストリームに任意のデータを書き込むと、そのデータは base64 でエンコードされた ASCII バイト列に変換された上で ostream に書き込まれます。エンコーディングを完了させるには Base64EncodePipe に対する close が必要です (ただし Base64EncodePipeclose しても内部の ostream は閉じられません)。

julia> io = IOBuffer();

julia> iob64_encode = Base64EncodePipe(io);

julia> write(iob64_encode, "Hello!")
6

julia> close(iob64_encode);

julia> str = String(take!(io))
"SGVsbG8h"

julia> String(base64decode(str))
"Hello!"

Base64.base64encode ── 関数

base64encode(writefunc, args...; context=nothing)
base64encode(args...; context=nothing)

base64encode(writefunc, args...)args... を引数として writefunc を呼び出し、その出力を base64 でエンコードしたバイト列を文字列として返します。引数 writefunc は IO ストリームを第一引数に受け取る write に似た関数です。base64encode(args...)base64encode(write, args...) と等価であり、引数を標準の write 関数でバイト列として書き出したときの出力を base64 でエンコードした文字列を返します。

省略可能なキーワード引数 context に指定できるのは

  • :key=>value
  • IO オブジェクト
  • IOContext オブジェクト

のいずれかであり、その属性が writefunc または write に渡される IO ストリームで使われます。

base64decode も参照してください。

Base64.Base64DecodePipe ── 型

Base64DecodePipe(istream)

新しい読み込み専用の IO ストリームを返します。このストリームは base64 でエンコードされた文字列を istream から読み、デコードを行います。

julia> io = IOBuffer();

julia> iob64_decode = Base64DecodePipe(io);

julia> write(io, "SGVsbG8h")
8

julia> seekstart(io);

julia> String(read(iob64_decode))
"Hello!"

Base64.base64decode ── 関数

base64decode(string)

base64 でエンコードされた文字列 string をデコードし、結果のバイト列を Vector{UInt8} として返します。

base64encode も参照してください。

julia> b = base64decode("SGVsbG8h")
6-element Array{UInt8,1}:
 0x48
 0x65
 0x6c
 0x6c
 0x6f
 0x21

julia> String(b)
"Hello!"

Base64.stringmime ── 関数

stringmime(mime, x; context=nothing)

要求された MIME タイプ mime における x の表現を含んだ AbstractString を返します。これは基本的に repr(mime, x) と同様ですが、バイナリデータが base64 でエンコードされた ASCII 文字列となる点が異なります。

省略可能なキーワード引数 context に指定できるのは

  • :key=>value
  • IO オブジェクト
  • IOContext オブジェクト

のいずれかであり、その属性が show へ渡される IO ストリームで使われます。

広告